おはようございます。鳥井修です。
ラグビーワールドカップの第1戦を2週間後に控える日本代表は5日(英国時間)、イングランドのグロスター(キングスホルムスタジアム)でジョージア代表と対戦し、13-10で逆転勝ちした。
開始早々にFB五郎丸歩のPGで先制した日本だが、前半15分、ディフェンス裏のスペースにキックでボールを転がされてから1トライを奪われ、6-7で前半を折り返した。
後半30分に相手にショットを決められ4点ビハインドとなったものの、試合終了数分前、ラインアウトからモールで押し込み逆転トライ。押さえたのは、左股関節の脱臼骨折から復活して約9か月半ぶりのテストマッチ出場となったNO8アマナキ・レレィ・マフィだった。
ジョージアもワールドカップ出場国で、世界ランキングは日本より1つ上の13位(8月31日時点)。昨年11月にもトビリシで対戦し、日本代表のテストマッチ連勝記録を11で止めたのはジョージアだった。着実に力をつけているこの欧州中堅国は強力FWを武器とするが、今回、日本はスクラムで優勢になるシーンもあり健闘した。
エディー・ジョーンズ ヘッドコーチは「ジョージアとはタフなセットピースの試合になると想定していたが、ラグビーワールドカップ前最後の試合で素晴らしい試合だった。スクラム、特にフロントローは素晴らしかった。ジョージア相手にモールでトライを取ることができるなんて、不思議に思われたのではないか。ツイは試験的なポジション(WTB)での起用だったが、ワールドカップで必要な時に使えるとわかっただけでも収穫。今日の勝利から自信を得ることができた」とコメントした。
日本代表は来週、ブリストル(イングランド2部リーグ所属)との合同練習などをおこない、11日に、南アフリカ代表と第1戦を戦うブライトンに入る予定。
日本はワールドカップのプールBで、南アフリカ(9月19日)、スコットランド(9月23日)、サモア(10月3日)、アメリカ(10月11日)と対戦する。ぜひ、ひとつでも多く勝利し、日本のラグビーに新しい歴史を刻んでほしい。
2018-11-15
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