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電気とセット
2016-02-16

おはようございます、鳥井修です。

 

関西電力は2017年4月、ガス小売りの全面自由化にあわせて家庭用ガス市場に参入する。まず関西で電気とセットにして割安な価格での販売をめざす。16年4月の電力小売り全面自由化でエネルギー大手は料金やサービスを競っている。大阪ガスなど競合は顧客の囲い込みで先行する見通し。ガス市場への参入で巻き返しを狙う。

 

都市ガスは17年4月に小売規制が撤廃になり、どの事業者も家庭用ガスの販売に参入できるようになる。関電など電力大手は火力発電所の燃料用としてガスを大量に輸入しており、供給余力を家庭向けの販売に回す。

 

関電は「来年4月の自由化が始まる時期に新サービスを提供する」(八木誠社長)方針だ。電気とガスのセット販売を中心に割安な料金メニューを導入する考え。「競争力のある価格で参入する」(同)としており、セット販売の契約者には競合する大ガスに比べて料金を抑える方向で検討する。

 

関電はガスの使用量が多い家庭に対象を絞り、大ガスより料金を割安にする。英BPグループや仏エンジー(旧GDFスエズ)など国際エネルギー大手と連携。液化天然ガス(LNG)を大量調達してコスト削減をめざす。関電の14年度のLNG輸入量は944万トンと807万トンの大ガスを上回っている。

 

大ガスは今春から関西で電気とガスのセット販売を先行して始める。ガスとのセットで2年間の契約を結べば割引率を拡大する。関電がガス小売りを始める前に顧客の囲い込みを急ぐ。

 

関電は1年遅れでセット販売を始めることになるが、電気とガス機器の保守点検をあわせて展開するなど新しいサービスで利用者を開拓する。

 

家庭用ガスは東京電力も参入する方針を打ち出している。電力大手の相次ぐ参入により、消費者が割安な料金や多様なサービスを利用できる機会がさらに広がりそうだ。