メールでのお問い合わせ
鳥井の政策
#鳥井の強み
伝えたいこと
プロフィール

活動報告

全国高校サッカー選手権大会、久我山、劇的ロスタイムV弾で初決勝
2016-01-09

こんばんは、鳥井修です。昨日は母校の國學院久我山高校サッカー部が全国高校サッカー選手権大会準決勝にに勝ち、初の決勝進出が決まった。新聞記事の一部を紹介します。

 

全国高校選手権準決勝(9日、青森山田1-2国学院久我山、埼玉スタ)ミラクル久我山! 初の4強入りした国学院久我山(東京A)は、後半ロスタイムにDF戸田佳佑(2年)が劇的な決勝ゴール。青森山田を2-1で下し、7度目の出場で悲願の日本一に王手をかけた。男女別学ながらスタンドには女子生徒が数多く集結。黄色い声援に後押しされたイレブンが、緑のピッチで猛ハッスルした。東京勢として17大会ぶりに決勝に進出した国学院久我山は、11日の決勝(埼玉)で東福岡との“因縁対決”に臨む。残された時間は約1分だった。1-1の後半ロスタイム。PK戦が頭をよぎる時間帯に奇跡が起きた。

 

右CKから流れてきた球を左サイドを駆け上がったDF山本研(みがく、3年)が左足でダイレクトシュート。ゴール前で待ち構えていた途中出場のDF戸田佳佑(2年)が右足でコースを変えてネットに突き刺した。「ちょっと出て、ちょっと触って決めただけ。申し訳ないです」

 

ピッチに登場後、20分余りで大仕事を成し遂げたヒーローは照れ笑いを浮かべた。そう。この日のヒーローは戸田だけではない。チーム一丸、いや学校一丸の勝利だった。

 

「スタンドに駆けよったときに、本当にたくさんの人がいて、全校応援の力を感じました」と前半25分に同点弾を決めたDF野村京平(3年)。相手は平均身長で6・5センチ上回るが、「パワーで負けない体の使い方を練習してきた」。卒業後は慶大に進学する1メートル75がドンピシャのヘッドで押し込んだ。

 

学校の粋な計らいで、選手の目の色が変わった。始業式だった前日8日、付属中学校の生徒も含めた全生徒に「応援募集」のメールを送信。土曜日の通常授業を取りやめる異例の措置をとった。全国優勝5度のラグビー部や甲子園出場5度の野球部でもなかった初の“全校応援”。スタンドは1850人の在校生で埋まったが、そのほぼ半数が男女別学で普段は接触の機会が限られる女子生徒だった。これで燃えなきゃ「久我山流男道」を自負する男子部がすたる。燃えるしかなかった。
「キャー!! っていう黄色い声援が飛んでいたので、それも力になりました。久我山が本気になったなと思った」と野村。男女交際こそ禁止されていないが、学校から最寄り駅の京王井の頭線・久我山駅までの通学路も男女で分けられ、携帯電話の持ち込みも禁止。校則が厳しいだけに、「久我山流女子力」で後押ししてくれた女子部に選手全員が感謝した。

 

本気度は16強に終わった昨年度の大会後から培っていた。主将DF宮原、野村ら現3年生が1学年下のFW渋谷らを連れて決勝戦(星稜-前橋育英)を観戦。埼スタの雰囲気を肌で感じ、今大会の決勝進出を誓い合った。「決勝に『行けたらいいな』ではなく、本気で『行こう』と思っていました」と野村。1年を経て夢を現実にした。

 

決勝戦は東京-福岡の図式。東京勢にとっては17大会ぶりの大舞台となるが、くしくも当時(1998年度大会)の帝京が屈した相手が東福岡だ。“因縁対決”を制すのは…。男子校の東福岡を圧倒する勢いと黄色い声が今の国学院久我山には確実に、ある。