地方において、若者の首都圏への流出や未婚・晩産化による人口減少の進行が著しいなか、いま市町村の消滅までも懸念されています。私たちの喫緊の課題は、人口の自然動態と社会動態に改善策を見出し、県民が総力あげてこの打開に取り組むことです。特に、若者が家庭を築き子育てがしやすい環境をつくることは最重要課題です。私はまず、何よりも若者の雇用と福祉の整備をなお一層強化すべきと考えます。
生涯スポーツで健康寿命を伸ばす!
地域の活力を生み出しているのはそこに暮らす「ひと」です。しかし高齢化社会には様々な課題が生まれています。身近に感じるところでは、公共交通の確保、冬場の除雪体制、集える場の構築などが課題と言えるでしょう。これがなおざりでは、地域活力の低下を防ぐことはできません。
一方で、ご高齢者の健康寿命を伸ばす取り組みは地域コミュニティの活性化につながります。私は、生涯スポーツと医療・福祉の充実をさらに促進し、これまで時代を担ってきたご高齢者のマンパワーを活かしながら、地域の絆づくりを強く進めてまいります。
専門人材の育成と企業ニーズ等を踏まえた高等教育や県立大学の再編は、地域産業の未来を担う人材育成に不可欠です。中・高一貫教育の御所野学院では、グローバルな視野のもとに国際教養大学と連携した教育プログラムが施されています。私はこういった取り組みをさらに推進し、学力全国トップレベルの県民資質を活かした人材力を創出していきたいと考えます。秋田で育ち、秋田で働くため、連合秋田などと連携を図り、「働くことを軸とする安心社会」の実現に向け、働く者の視点で積極的に取り組んでまいります。